salty_water’s blog

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ブンボーグ考察-メインに採用されるブンボーグ-先行構築編-

こんにちはメソポです。

お久しぶりです。

以前はデッキの全体を通して解説していましたが、今回は特定のカードをピックアップして考察していきたいと思います。

今回のテーマは「メインのブンボーグカード」です。

ブンボーグには大きく分けて

・先行構築

・後攻構築

・ベース発動特化構築

の3つの構築パターンが存在します。

それぞれの構築で採用すべきブンボーグは異なるので、それぞれの構築におけるブンボーグカードについて考察していきたいと思います。

長くなるので、今回は先行構築についてのみ記述します。

 

 

目次

 

1.先行構築

一括りに先行構築と言ってもゴールとする盤面は多種多様で、使用するEXによって採用すべきブンボーグは変化します。

全ての先行構築に共通している点は003→001→ハリファイバー→アウローラドンの流れです。

どの盤面をゴールに設定したとしても、必ず経由する動きになります。

先行構築のコンセプト、目指すゴールはハリアウロの動きに001を絡めつつ、強力な盤面を形成することです。

そして、アウローラドン成立後は展開にブンボーグカードを絡めることなく強力な盤面まで到達できます。

以上の理由から先行構築で必ず採用すべきブンボーグカードは003と001の2種類のみになります。

その他のブンボーグカードについては直接展開に絡まないため、必須カードではありません。

必須では無いものの、採用する価値があるブンボーグカードを考察します。

・002

先行構築で考えられる採用理由は3つほどあります。

1.先行展開で使用する。

2.機械複製術を採用している。

3.003効果にgをもらった場合の止まりどころ。

1について

先述したように、アウローラドン成立後はブンボーグカードを絡める必要なく強力な盤面に到達することが可能です。

展開の中で002を盤面に出力する場合、ブンボーグジェットの成立やギアギガントx+特殊召喚する方法などが要求され、かなり多くの手順とカードを使用します。

メリットとしては展開の中で後続を確保することですが、展開が最後まで通った場合は勝ちが決まるので(勝ちが決まる盤面をゴールに据える)後続の必要性はそこまで高くありません。

123に共通する問題ですが、そもそも002は初手に来た際に役割が少なく、事故札としてカウントされます。

1の理由での採用はメリット<デメリットだと考えられ、わざわざ002を使用する展開を行う必要性は薄く感じます。

2について

002と機械複製術を採用する最大のメリットは爆発力の高さです。

ハリやアウローラドンに誘発をもらった後も何らかの方法で002を場に出力することができれば機械複製術から再度展開を行えます。

002のパワーを上げるためや002をp召喚で出力するため、デッキ内に採用するブンボーグカードの総数は多くする必要があります。

素引きの002も機械複製術と同時に引くことで初動にもなります。

デメリットとして事故率の向上が考えられます。

002と機械複製術も単体で機能するカードでは無いため、手札の噛み合いが要求されます。

事故札としてカウントされがちな002を3枚採用する必要や、サーチ先の上級ブンボーグを何枚か採用する必要があり、それらは全て事故札となり得ます。

デッキのスロットも大きく使用するため、柔軟性も下がります。

高い爆発力は魅力的ではあるもののやはりこちらもデメリットが目立ちますのでお勧めはしません。

3について

現代遊戯王で先行構築のブンボーグを使用し、増殖するgを通してしまうと言うとこは、そのまま敗北を意味します。

002で後続を確保して0妨害で返したところで返しにワンキル又は強固な反面を形成され負けるでしょう。

構築を先行に寄せている以上、後手で有効に働くカードを引き込める確率もかなり低く、相手の1妨害すら乗り越えられない場合がほとんどです。

増殖するgの止まりどころとして採用するメリットは限りなく0に近いです。

・004

考えられる採用理由の多くが002と重複しているので重複している箇所は割愛します。

1.切り返しとしての初動

002と同じく、展開が最後まで通っている場合はそのゲームには勝てているはずなので、必要性は低いです。

・005

1.002のサーチ先 

2.p召喚を主軸にする

3.004の効果のコスト

1について

002を採用するなら同時に採用するべきカードです。

スケール効果は強力で展開に使用するのは勿論、小回りが効く効果で誘発の貫通に貢献する場面も考えられます。

002の採用をそもそもお勧めできないのと、002同様単体では事故札なので先行構築の場合はデメリットの方が目立つと思います。

2について

p召喚を積極的に行う構築は003への誘発に対するリカバリーがしやすく、誘発貫通力が高いのが最大のメリットです。

先述構築のブンボーグの一番の弱みは、攻め手が003のみで、誘発へのケアは指名者に頼りきりになってしまうことですが、上級ブンボーグを採用することでp召喚と言う2つ目の攻め手が増えるので相性がいいです。

柔軟性と安定性を捨てて取るほどの攻め手かどうかは怪しく、他の汎用カードで攻め手の確保をする方がお勧めです。

・006〜009

005と同様です。

 

 

2.総評

結論、私個人としては先行構築のブンボーグには001と003の2種類のみの採用が最もベストだと感じます。

課題となる攻め手の少なさはブンボーグカードによるp召喚で増やすよりも、ワンフォーワンやデストルドー、各種指名者でカバーする方が良いでしょう。

001と003のみ採用したリンクグッドスタッフのような構築になるのではないかと考えます。

サイドに004や009を忍ばせるのは面白いかも知れません。

現代遊戯王では環境が中速家しており、ブンボーグで無理に先行をとる必要性は低くなってきています。

展開系デッキではドライトロンや電脳に勝ち目がない中、あえてブンボーグの強みを挙げるとするなら001の存在でしょう。

いかに001をうまく使いこなせるかが鍵です。

ブンボーグでの先行展開を考察する際は001の発動回数に焦点を当てて考えるといいと思います。